平成12年9月 園便りより
暑い暑いと言っていたのですが、朝夕に吹く風に秋を感じますね。 例年、九月は運動会の月なのですが、昨年も雨にたたられたため、今年は少し時期をずらして十月に開催の予定です。 今月は各クラスとも運動会の練習に熱が入ることでしょう。 さて、今月は私の誕生月でもあります、特に今年は四十歳を迎え、なんだか色々と考えてしまいます。 二十歳の頃、四十歳の人はとてもとても年長者に見えていたのに、自分がその年になると二十歳の人とそんなに変わらない…という気がしています。 若い頃はこれから先自分が経験したことのない年齢に対して今の自分とのギャップを強く感じますが、四十歳から二十歳の年齢を見たときに、すでに自分が経験してきた年齢に対しては違和感を感じ難くなっているためではないかと思うのです。 若い先生に対して兄妹のようなつもりでも、先生方のご両親の年齢を聞くと自分と大差ないことに驚きを感ずる年になりました。 若いと自分では思っていても、細かく考えると、「近頃音楽CDを買わなくなったなぁ」「ファッションにも興味が無くなったなぁ」と改めて感じますが、保育園園長として、いつまでも遊び心を失わずに子ども達と共に楽しい園生活を送りたいと思います。 先月は、野津町でまた少年による事件が起こりましたが、職場体験に来園した中高生の明るい笑顔を見ていると、特殊な事件だなぁと感じてしまいます。 と言っても全国的に中高生の凶暴な事件が多発していることは事実で、何が彼らを凶行に走らせたのか?と悩んでしまいます。 不登校・自宅への引きこもりが大半の事件に絡んでいるようです。 遅刻・欠席の数は私が学生の頃と比べものにならないくらい増えているようで、その背景には子どもの甘えの体質とそれを許す親の甘さがあるように思えてなりません。 |