平成12年7月 園便りより
向洋の保護者のみなさんは、保育所と幼稚園の違いについてはご存じのことと思いますが、同じ保育園と一口に言ってもいろんな種類があるのをご存じでしょうか。 まず、認可か無認可かという大きな違い、次に公立か民間か、民間では社会福祉法人か他の法人か、個人立か…と制度上だけでもいろんな保育園が存在します。 それ以上に、各保育園ごとの雰囲気は本当に千差万別です。 同じ津久見市立(公立)の青江保育所と明光保育所も、利用しているお母さんの声によるとだいぶ違うようで、先生が入れ替わってもその園の雰囲気というのは色濃く残るようです。 さて、向洋の場合は… 向洋は戦後間もない昭和二十四年六月に津久見町立警固屋保育所としてセメント町蓮照寺境内に設立され、一年後に向洋保育園として民間立の保育園になりました。 当時、園長(私の父)は二十一歳の若さでした。 その後昭和四十三年に現在地へ移転して来ました。 設立から五十一年この地に移転して三十二年になります。 当時は、二階部分が園長の自宅でかなり変わった保育園でした。 園の構造の影響も大きいと思いますが、家庭的な雰囲気を持った園と言って下さる方もいて、私も常にそうありたいと願っています。 私も、小学校二年生の時からこの園舎と共に生活して来ましたが、園舎もかなり老朽化が進んできました。 現在、新しい園舎の計画を検討中ですが、国や県・市の予算の関係もありなかなかです。 早く良いご報告ができればよいのですが…。 それぞれの園には、それぞれの個性があり、他の園の話を聞くと感心することや驚くこと、なかにはうーんと考えてしまうことなど様々です。 これからも保護者と共に地域で一番人気の園を目指して五十二年目の保育に取り組んでいきたいと思います。 |