平成12年5月 園便りより
先月の初めまでは、枯れ枝のようだった木々の枝にも新葉が付いて、気付く度に葉の数が増え葉色が濃くなり、五月の自然はとても活き活きとしているように感じられます。 新年度が始まり一ヶ月が経ちました、子ども達は新しい部屋と担任にも慣れて来たようですが、今月から入園のお友達もいますのでもう少しにぎやかな時期が続きそうです。 さて、ニュースでは、誘拐や殺人など暗い話題ばかり目立ちます。 お金がほしい、だから誘拐をして一攫千金…。 お金のためなら何でもする というのではあまりに情けないですね。 確かにお金は必要ですが、犯罪にからんだお金は、博打や飲み代などあまり必要でないお金の場合がほとんどでしょうし、お金を稼ぐそのプロセスを楽しみとしないで、一攫千金だけを求めていくと、宝くじ、株、ギャンブル、不正な保険金、…そして犯罪という流れになっていくような気がします。 宝くじやギャンブルがすべて悪いわけではもちろんありませんし、保険金も必要なものですが、「お金が手に入る」という事だけを目的にしていてはうまく行くわけがないと思うのです。 また、お金のからまない犯罪「ストーカーなど」も増えているようです。 自分が好きだから相手も自分を好きにならなくてはいけない。 という理論でしょうね。 自分が何でも中心、他の人の事はどうでもよい。という考えが犯罪の大半を占めているのだと思います。 自分と家族、自分と友達の関係を大切に子ども達には成長してもらいたいと思います。 寒い冬があるからこそ、初夏の緑が美しく感じられるのであって、人間社会のルールを守っていくことで、すばらしい人になれるのではと思います。 |