平成12年12月 園便りより

 今年も残り一ヶ月となりました。 二千年という節目の年、皆さんにとってどんな年だったでしょうか?
 向洋保育園にとっては園舎移転計画の推進など本当に大きな一年でした。 さらに来年は計画の実施へ向けてさらに重要な年となる予定です。保護者の皆さんからもいろんなアイデアを戴ければ幸いです。
 先月は、県の保育所監査も実施され、園長としてはなかなか忙しい月でした。 認可保育園は、行政の監督の下に運営されていますので、毎年保育所の運営に関して監査を受けることになっております。 内容は、子ども達の発達状況を詳細に記録した児童表・給食の栄養計算書類・研修や旅費・給与や諸経費など細部にわたってチェックを受ける仕組みになっております。 
 先月といえば、野点 日頃はおとなしく稽古している子ども達も保護者が同席したことで嬉しさのあまりおふざけが目立ってしまった…とのことでした。 「保護者の前だから強く指導できなかった」と担任が報告してきましたが、誰がいても悪いことは悪いと指導するべきだったと感じています。 そう言う私もはたしてその場で適切な指導が出来たかどうかは甚だ疑問ですが、体裁を繕うより本当に何が大切なのか考えたいと思っています。
 さて、保育園では連日お楽しみ会の練習に各クラスとも励んでいるようです。 感動の劇や可愛い遊戯、元気なダンスなど練習風景を見ているだけで本番への期待が高まります。 去年の配役やその子の個性、年間の役割などをあれこれ考えて各クラスの配役を決定しました。 
 踊りの上手さはそれぞれの個性が大きく影響しているようで、手足の動き、顔の向き… 毎年上手い子だけを使えば見栄えも良いのでしょうが、いろんな役に挑戦して行く事も大切だと思っています。
 その遊戯や劇に使う音楽は、子ども達の演技時間に合わせてコンピューターを駆使して編集を行いました。 本番では誰も気付かない作業ですが、一人満足しています。