平成10年7月 園便りより
先日、NHKで小学校低学年でのクラスの様子を放送していたのですが、見ていて少なからずショックを受けました。 番組のタイトルも「崩壊する学級」という過激な題であった事もその一つですが、クラスの落ち着きのなさ、(テレビの取材などがあると特別子ども達はハイになることを差し引いても) また、困惑する教師と職員会議の様子…すべてに驚かされました。 クラス運営で困惑する先生方の職員会議で校長先生が「一番苦しんでいるのは子ども達だ」という発言に、私の本音を言うと「格好付け」ではという印象を持ちました。 騒いでいる子ども達はそれに振り回される先生を面白がつているのでは?とも感じられますし、怒らないと約束をしている男の先生の方針にも疑問を感じてしまいました。 悪いことは毅然とした態度で、楽しむことは共に笑うという関係が小学校ではもう無理なのでしょうか、怒らない叱らないということと、子ども達の人権とは別の次元の話だと思うのは私だけでしょうか。 現在の教師と児童の比ではとても個々の子ども達の要求に応えることが出来ない状態になっているようです。 また、みんなが知り合いの田舎だと状況は違うのでは、とも感じました。 認可保育園も三歳以上児は三〇人に一人の保母と規定されていますが、向洋ではそれぞれの年齢に応じた活動をするため、また個々の子ども達をじっくり保育出来るように、年度毎のクラス構成で運営しております。 さあ、夏本番。子ども達に負けないように汗をかきたいと思います。 |