平成10年12月 園便りより
今月号で「向洋園便り」は三百六十号
三十周年です。 三十年前に当地へ新築移転しその年の暮れから発行を始めました。(当時私はまだ小学生でした) 初期の園便りはガリ版その後輪転機を使ったりコピーになったりと時代と共に新しい手法で園の様子を保護者の皆様にお伝えしてまいりました。 今月からはカラープリントとなりましたので、お子さんのよい記録として保存価値も高まるのではと思っております。 先日、さくら組担任の今村先生の結婚披露宴にご招待を受け出席してまいりました。 先生はご主人の仕事の都合で三月末までの勤務となり、喜ばしい反面少し残念な思いもいたします 認可保育園の保母という職は、いろんな学科を勉強し、免許を取らなければなれない職種ですが、免許だけではダメで、その人が持つ資質が大きな要素を占めていますし、子ども達の考えの把握や保護者との対応など経験に基ずく部分も大切であります。 ドイツでの保育所職員は「保育マイスター」と呼ばれ職人として位置づけられています、マイスターの称号を得るためには数年の実務経験が必要なのです。今村先生は、保育園に勤務して五年、とても子ども達のことを考えて勤務していただき、まさにマイスターの域に達し頭の下がる思いです。 披露宴では、さくら組の子ども達が御祝いに集まり、とても嬉しそうで幸せそうな先生の姿を見ることが出来ました。 先生の末永いお幸せをお祈りいたします。 結婚や子育ては技術の進歩とは無関係の人と人とのふれあいから成り立っているものだと思います、技術が進化しても保育園の基本である子どもを主体とした保育を実践して行きたいと思います。 さて、今月はお楽しみ会を予定しています。 各クラスとも出し物の練習に頑張っているようです、ご期待下さい。 |