マリントラブル 無線機水没…
係留している船は潮の満ち引きでかなり上下します。 潮汐による干満の差は地域によってずいぶん変化するようです。 日本海十数cm程度 東京湾で2m 有明海では6m
場 所 |
平均水面の高さ
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1989-1990年の最大干満差
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宇 野 |
140
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270
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瀬戸内海 |
尾 道 |
200
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370
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瀬戸内海 |
呉 |
200 |
410 |
瀬戸内海 |
広 島 |
200 |
410 |
瀬戸内海 |
岩 国 |
200 |
400 |
瀬戸内海 |
徳 山 |
180 |
360 |
瀬戸内海 |
高 松 |
140 |
400 |
瀬戸内海 |
今 治 |
200 |
360 |
瀬戸内海 |
松 山 |
190 |
390 |
瀬戸内海 |
宇和島 |
130 |
250 |
宇和海 |
住ノ江 |
296 |
600 |
九州有明 |
境 港 |
10 |
30 |
日 本 海 |
東 京 |
120 |
230 |
太 平 洋 |
名古屋 |
140 |
270 |
太 平 洋 |
大 阪 |
95 |
190 |
瀬戸内海 |
博 多 |
110 |
230 |
日 本 海 |
津久見では春と秋の大潮では3メートル近く潮位が変化します。
浮き桟橋に横付け出来るような環境ならば申し分ないが、3mも上下する場所に槍付けで係留していると乗り降りがとても大変。 つい油断して荷物をぽんと船に載せたらドボンッと海の中へ。
手提バックは落とす危険がありますので、それ以来、濡れて困る物、落とせない物をリュックサックに詰めて船に持ち込むようにしています。
機器を落としてしまった時に通電していない場合、海水でも直ぐに真水で洗浄すると復活する可能性があります。
外せるだけビスを外して、清水をかけ塩分を除去します。 小さなコネクターやコードの被服などの隙間に毛細管現象で塩水が浸透します。 出来るだけ早く、そしてじっくり清水をかけましょう。 ある程度水圧を加えて真水をかけたら真水に一時間以上浸けておきます。 その後乾燥させますが、焦ってはダメ。 2週間以上じっくり乾燥したあと通電テスト。
しかし、動作したとしても信頼性はずいぶん低い物になっています。 それはしょうがないですね。
電池を内蔵している機器の場合。 海水によってショートし、素子が破壊されている可能性が高く復活は望み薄です。 内部メモリーを保持させるための小さな電池を内蔵している場合、直ぐに電池を取り外して洗浄して下さい。 小さなバックアップ電池でもLSIが壊れている可能性は大です。
アマチュア無線機は以前はメモリー保持用リチウム電池が基盤についていましたが、近頃はコンデンサーによって電圧を保持し、動作状態をメモリーする物が増えています。 電池切れでリチウム電池を交換しなくて済むので良いです。
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