園長の部屋 令和7年
 


今年の向洋まつりも、暑かったですね〜!それなのに、たくさんの方々が来園してくれました。
18時スタートで初めの方は明るかったのですが、日が落ちるとライトで照らすようになりました。
親子のふれあいや、お友達と楽しい時間を過ごすことで、良い思い出になりましたら嬉しいです。


    

 夏のギラギラとした日射しを避けるため園庭日除けを増設しましたが、日陰でも暑い! 九月になれば園庭で活動する時間も設ける事が出来ると期待しています。
 七・八月はプール水遊びが主役だった保育園も、向洋祭り・プリン会など夏の行事も終わって秋の準備に入ります。早く涼しくなると良いなぁと思いながらも夏が去る寂しさも感じてます。


 さてこの夏、私的な事ですが大事件に遭遇しました。 それは、なんと船を沈没させてしまったのです。 もう20年以上前から友人と共同で船外機の船を持っていて、15年ほど前に少し大きな船に乗り換えて楽しんで来ました。 過去には向洋おやじ会で遊漁船と共に保護者と職員を連れてイカ釣り大会もやりました。

 今年の夏も梅雨時からイサキ釣りに出かけ、七月に入るとケンサキイカ釣りに。 イカ釣りは陽が落ちてからの釣りなので毎日の様に午後七時頃からイカ釣りに出てました。

 陽の落ちた海上は涼しく長袖は必需品です。 昨年は近くでイカが釣れず、上浦側佐伯湾まで足を伸ばしていましたが、今年は保戸島と無垢島の中間でまあまあ釣れてました。

 その日は波もなく、友人と二人いつも通り午後七時にセメント町警固屋船溜りを出港。 ポイントまで40分ぐらいかな、発電機を回して集魚灯を点けて… イカのアタリを待ちます。 辺りが暗くなった頃からポツポツとイカが上がり、47杯ほど釣ったころでGPSをみると無垢島を過ぎて臼杵湾に入ってます。

 時間も22時前なので帰港することにしました。白石灯台を過ぎ、千怒一文字防波堤を抜けて、警固屋の船溜まりに帰ってきました。
 エンジンを停止して係留ロープを取ろうとした時、水が上がって来てると同乗者が叫びましたが、私はピンと来ませんでした。 それでも排水ポンプを回しましたが、機関室も水没しポンプも止まり、係留して10分ほどで全沈してしまいました。

走行中何かに衝突や異音・振動もなく原因がわかりません。 夜も遅いけど、船整備会社と漁協に連絡し、海上保安庁にも連絡しました。
 保安庁の着ぐるみ「うみまる」君と向洋に来てくれた保安官が「あれっ園長先生 大丈夫ですか」と声をかけてくれました。
 漁協職員が、たぶんプロペラ点検窓ではと話に。ロープ等巻いた時に点検窓を開けて異物を撤去する窓ですが、開けたまま走行すると猛烈に浸水するので、帰り着く直前に点検窓が開いてしまったのではと。
 油流失が気になるのですぐ引き上げるよう海上保安庁に言われてましたので、翌朝七時から引き上げ作業を行ってもらい、船底を見るとプロペラ点検窓が開いてました。

 もう少し早く開いていれば沖で沈没したので本当に危なかったです。救命胴衣を付けていても死亡したかもしれませんし、二人のうち片方だけ生き残ったりしたら地獄です。 本当に無事でホッとしました。
 係留場所で沈没したので沈船処理も陸からクレーンで引き上げ、油流失も無く良かったです。

 数日後、保戸島沖でヨットと砂利運搬船が衝突しヨットに乗っていた医師が死亡しましたが、砂利運搬船の船長も大変でしょう。 

 もう船はおしまい。 と数日は思ってましたが、幸い保険金も出るのでまた船で釣りをしようかと考えています。 
事故は突然やって来ますから、皆さん何事も気を付けて下さいね



沈没した ごくがらEvolution 残念でした