園長の部屋
令和 5年
月 


きく組さんの祖父母の皆さんをお迎えして、一緒に七夕飾り作りを楽しみました。一番大きいクラスなので、
普段はキリッとした印象の子ども達も、甘えて嬉しそうにしていました。ご参加、ありがとうございました!


  

 

 七月は何だかウキウキします。
それは津久見の皆が大好きな花火大会があるせいかもしれません。

 津久見の人は派手好きで宵越しの銭は持たないなんて話があります。
 お隣の臼杵や佐伯の人は一年かけてお米を育て、収穫しそれをお金にして一年後の収穫まで計画的に使うけど、津久見の人は鉱山で働いて日銭を貰ってパァッと使う。
 宵越しの銭は持たないなんていう人が多い…という話を小学生の時に先生から聞いた事を不思議と覚えています。
 その先生は臼杵から通っていたので、津久見の人はもっと計画的にお金を使うべきって思っていたのかもしれません。

 確かに、セメント関連の会社や鉱山・海運など都市部資本の多い津久見は賃金水準がとても高かったのです。 工業だけでなく農業も今のように豊富な果物の無い時代、ミカンはとても高級品で、木箱に入ったミカン一箱で朝までお酒が飲めたという話も聞きましたし、少し広いミカン畑を持つ農家の収入は現在価値で三千万円位はあっただろうと元農協職員のお年寄りから聞いたこともあります。
 現在は子育て支援の充実で保育料が無償化されていますが、保育料は親の所得に比例しますから。津久見市は県下でも保育料が高く、保育園よりも幼稚園の多い地域でした。

 そんな気質もあるでしょうが、津久見人は花火好き。 しかも津久見湾に反射し映える光と、湾に響く音が一層津久見の花火をダイナミックに感じさせて、こんな小さな街に似合わない素晴らしい感動を与えてくれます。
 今年はコロナ禍で中止されていた花火大会升席も復活し特等席で海鮮バーベキューを楽しむことが出来ます。 多くの人が素晴らしい花火と食事を堪能し津久見にお金を落として貰いたいと思っています。

 花火大会前日には宗麟音頭に園児が出演しますし、夜のソイヤには向洋職員も久々に参加して素晴らしい夏の気分を皆さんと共有出来たらと願っています。
 園庭にはプールも登場し、「大きなプールで泳ぐんで!」 「水着買ったよ」など子ども達が色々教えてくれるのですが、子ども達のその顔が輝いてます。

 先月は、きく・すみれ参観を行い、今月はさくら組の参観。コロナ禍で中止していた参観時の保護者給食試食も復活しました。 保護者の試食に対する期待の高さを強く感じていましたが、実際のお昼はどうでしたでしょう。ご期待に添えたでしょうか。
 給食の先生方が色々考慮して素敵なお昼を提供するよう頑張っていますので、今後もご期待下さい。

 今月は、向洋祭りも食べ物解禁で行いますし、お泊まり会もありますね。
 一気に夏の楽しみが炸裂するこの七月、コロナの無いいつもの夏を思いっきり楽しめると良いですね。  でも、地味にコロナもヘルパンギーナも流行っていますから手洗いうがいは習慣づけましょう。
 私、園長もまだ左膝の違和感が抜けませんが随分回復しました。 本当に皆さんにはご心配をおかけしましたが重篤な事にならずにすんで幸いでした。