園長の部屋
令和 5年4
月 



水色帽子のお友達、卒園おめでとう! 皆と一緒に過ごした日々は、とても楽しくて あっという間でした。
お別れするのは寂しいですが、小学校でもお友達と仲良く過ごしてね。 応援しています!

  


 令和五年度がスタートしました。
 先日74回目の卒園式を行い、元気いっぱいの卒園生を無事送り出すことが出来ました。毎年の事ですが寂しさを感じながらも素敵な卒園式でした。その日の夕方から保護者主催の茶話会が行われ、招待を受けました。コロナで中止してましたが三年ぶりに開催された会で、とても素敵な時間を過ごすことが出来ました。お世話して下さった皆さん、ありがとうございました。

 コロナ感染症もずいぶん減少しましたが、ゼロにはならないですね。でも、来月の連休明けからコロナ感染症の分類が変更になり、濃厚接触者扱いが無くなります。感染しないことが一番大切ですが、通学・通園などで随分気が楽になりますね。

 向洋でも感染症の分類が変わりましたら、児童のマスク生活の緩和を行い、これまで取りやめていた行事も再開する予定です。今年こそは脱コロナの生活が出来ると良いですね。でもその前に、入園・進級した子ども達が、新しい環境に早く慣れてくれればと思います。 

 津久見市は、次世代の子ども達を積極的に支援する為に、保育料を無償化することを決定しました。これまでも国の施策によって、大幅に保育料が減免、もしくは無償化されてきましたが、三歳未満の第一子は所得階層によってはかなり高額な負担になっていましたから、全年齢が無償化されることで津久見は子育てしやすい環境になるでしょう。お隣の臼杵市でも、無償化される予定と聞きました。少しでも、出生数が増える事を期待しています。
 思えば、少子化に対して制度は随分変わってきました。育児休業中の社会保険料免除、第二子の保育料半額から第二子の保育料免除、それに今回の保育料無償化。育児休業中の給付金支給など、金銭面でかなり変化してきました。

 制度だけでなく世間の感情も、三歳になるまでは母親と共に、0歳で保育園に預けるなんて鬼のような母親、と言われた頃に比べると大きく変化しました。結婚観については、クリスマスケーキと言う隠語が使われていた時代もありましたが、女性の社会進出に伴う地位向上と人権の尊重によって、何歳までには結婚という心理的縛りは無くなり、結婚しないという選択肢も当たり前の時代になりました。  

 時代と共に変化してきた行政施策や人々の心情に保育園は対応し、その役割を果たしてきましたが、過疎地ではとても大変です。今月から白梅保育園が休園することになり、寂しく感じています。
 私が保育園に勤め始めた頃は、明光・白梅・青江・向洋・ひまわりと五つの保育園で、担当年齢ごとに保母さんが月に一度集まって研修を行っていました。幼稚園も、同じような取り組みを行っていたのでしょう。今年度から停滞していた園長会を定期的に開催し、各園からの提言を聞く機会を作りたいと津久見市は考えているようです。

 子育てしやすい、安心して子どもを産める地域環境を目指したが、保育園が無くなってしまっていた… そんな事にならないよう、園として提言出来ればと思っています。