園長の部屋
令和
4年3月 

 
  春の陽気に誘われて。津久見消防署まで、お散歩に出掛けてきました。菜の花がたくさん咲いていましたよ。
 割と距離がありますが、きく組さんなら平気で歩きます。小学校までの道のりも、しっかり歩けるよう練習しておいてね。

   

    

 風が強くて冷え込む日が続きましたが、園庭の枝垂れ梅は満開。 令和三年度最後の月になりました。

 きく組は保育園生活最後の一ヶ月で、年中・年長と大切な時期にコロナの影響で行事の縮小や中止もあって、本当に残念で申し訳ないと感じています。ピークは過ぎたと報道されていましたが、まだコロナ感染者数は高止まりしていて心配です。
 昔は、遠く離れた地域との関わりが薄く、さらに移動に長時間要していたので感染症はその地域の風土病でした。 現在は飛行機での移動が一般的になり、発病する前に到着し感染が広まり厄介です。 感染症に対する研究に日本だけでなく全世界がもっと取り組まなければなりませんね。

 世界と言えば、ウクライナにロシアが軍事侵攻するというニュースが飛び込んできました。 数ヶ月前からキナ臭い報道が届いていましたが、まさか軍事侵攻するとは。 ロシア・中国という自国利益重視の国が国連常任理事国で核兵器保有国というのは大きな矛盾ですよね。 

 人間は群れて生活する事で生物の頂点に立つほど知能が発達し進化しました。 言葉を使うことで他の人が得た知識を共有できるようになり、道具も使えるようになりました。
 群れと群れとが融合して更に豊かに暮らすことが出来たり、群れ同士の諍いが発生し、力の強い群れが他を駆逐したりする事も。
 群れの掟を決めることで人間個々の争いを収めて、皆が幸せに暮らせるように工夫を重ねてきました。 自分達の群れの利益だけを追及し兵器という道具を使うと今回のように悲惨な戦争になります。 日本は先の大戦の反省に基づいて他国へ侵攻しないと決めましたが、他国から攻められる事は無いと言いきれません。 地震や水害では強い団結力を発揮する日本人ですが、国際紛争には弱い気がしてなりません。
 争いは駄目ですが、攻められない抑止力は大切だと感じています。

 さて三月になると、どうしても来年度のことが気になります。
毎日素敵な笑顔を見せてくれていたきく組が卒園する寂しさ。 小学校生活の波に上手く乗れるのかなとか、在園児のクラス進級はスムーズに出来るだろうかなどついつい考えてしまいます。
 職員の配置も、主任や主幹保育士と相談し、個々の先生の意見や希望に添えるように…と私にとって悩み多き三月です。

 先日、取引先の食品店が廃業される事に。
大きなスーパーは配達してくれなくて、とても悩んでいました。 幸い、津久見に支店を出した食品店と取引約束が出来て一安心です。 学校給食や病院・介護施設など生鮮品を大量に扱うところは大変です。一社だけでなく複数と競合しないと価格や品質に問題が生じますからね。

 来年度に向けて、三月を実りある月にしたいと考えています。