秋晴れの中、きく組は修園旅行に行きました。
今回も列車を使わずに貸し切りバスでの旅行です。
先月初旬は10月というのに真夏日もあってずいぶん長い残暑でした。 月の後半になって半袖から一気にジャンバーへ替わるくらい気温が下がり、標高が高いアフリカンサファリは到着時肌寒く感じました。 でも暫くすると日差しも出て暖かくなり素敵な一日を過ごせました。
さて、近頃はコロナ感染者数が劇的に減少していますね。 東京で50人を下回り大分県でも0人が続いています。 三ヶ月ごとに増減を繰り返している感染者数ですので、年末年始でまた急増するかもしれませんが、この数字だと普通のインフルエンザより危険性が少ない感じです。
世界的にも感染者数急減が奇跡だと言われていますし、日本の感染症専門家も減った原因がはっきり解らないと言ってます。 やはりワクチン接種者の増加と感染者数が減少しても続けているマスクの効果でしょうか。 このまま普通の風邪並みになってもらいたいと願っています。
衆議院議員選挙が行われました。 与党も野党も政策案にいろんな給付金や減税を盛り込む計画を立てていますが、どうなるのでしょう。お金を戴けるならありがたい事ですが、ベネズエラの様に財政が破綻しないのか心配です。 まさか、お札をバンバン印刷すれば良いなんて考えではないでしょうが、そんな事をすれば円の価値が低下して、卵一つが一万円とかのハイパーインフレーションが起きてしまいます。
この園便りがお手元に届いた時には選挙結果が出ているでしょうが、与野党どちらが優勢でも、未来の社会を背負う子ども達にもっとお金を使い、人口減少を少しでも緩やかにして、地方の人口流失を防いでもらいたいですね。それと、苦労して開発した葡萄や苺など農作物の品種改良や科学技術を他国に盗用させない措置を取ってもらいたいと思います。 単にお金を配る事に日本国民は「無料より高い物はない」という諺を理解していると思っています。
さて、近頃私は漂流記といわれる本を続けて読みました。古くは江戸時代初期から最新は平成13年の漂流記録まで六つの実話を読み、記録に残らなかった他多くの帰らぬ人が居たであろうと思ったところです。
古代から中国・朝鮮半島と貿易していた日本ですが、江戸幕府の鎖国政策で船の帆柱は一本に制限など外洋航海技術は忘れられ16ヶ月も漂流し英国の捕鯨船に助けられた話や、ロシアに流れ着いてシベリアからヨーロッパへさらに大西洋太平洋を渡って世界一周して11年ぶりに帰国した話など驚きの連続でした。
帰国者はキリスト教に改宗していないかなど数ヶ月以上取り調べを受け外国の事は口外禁止されたので、漂流話の本は無く、取り調べ調書のみ残っています。政府の政策で技術力が退化することもあるのですね。 望んで冒険したのではなく海難事故での大冒険に当事者の心境は察するに余りあります。
さぁ11月 寒くなりますが、体調に気をつけて過ごしましょう。
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