園長の部屋
令和 3
 6月 


 手作りの大きな鯉のぼり製作は、保育園の恒例行事の一つです。 毎年、各クラスの担任がクラスカラーに合うような
 デザインを考え、子ども達と製作します。 5月の青空を泳いだ後は、このようにごっこ遊びで楽しませてくれるんです。

   

    

 例年よりも随分早い梅雨入りになりました。この時期は園庭で遊ぶ時間が減りますので、子ども達のストレスも増加し、室内で走って怪我をしないように保育士も気を遣う梅雨時です。
 芋畑が完成しましたので、梅雨の合間を狙って芋の苗を植えました。昨年までは、消防署よりも遠い場所に畑がありましたから、子ども達を連れての作業がなかなか行えませんでしたが、今年は芋の成長もしっかり観察出来そうです。

 五月は、三週間にわたってさくら組以上の保護者と面談を行いました。 向洋保育園が、保育所から保育所型の認定こども園に形態が変わった時に始めた保護者面談も今回で八回目になりました。 毎年ながら、保育園での様子と家庭での様子を共有することで、保護者と保育士双方が、お子さんの新たな面に気づくことが出来たと思います。

 お家では好き嫌いが多いけど、園では何でも食べている子も。 場所によって態度を変えられるように成長しているのだと感じています。
 家庭事情やお子さんの今後の方針など、極めてプライベートなお話も踏み込んでさせてもらいました。 家庭での様子を知り、保護者の考え方を我々保育者が知ることで、お子さんの成長に大きな影響を与える園での活動と家庭の生活の流れをまとめる事が出来ように、努めたいと考えていますのでよろしくお願いします。 
面談に忙しい時間を割いて戴き有り難うございました。 

 六月は、向洋保育園の誕生月です。まだまだ戦争の傷跡の残る昭和24年にセメント町蓮照寺境内に津久見町立警固屋保育所として設立され、翌年に町立から個人立向洋保育園に組織変更され、今年で73年。 町立から個人立・財団法人そして社会福祉法人立と園の組織も変化しました。地域の皆様に支えられて現在があるのだと深く感謝しています。 今の園児達が成長してまた保護者として向洋を利用してくれるといいなぁ…と感じながら向洋保育園の百周年や今後はどうなるのだろうと思っているところです。 先日の保護者面談でも、向洋卒園者である保護者が数名いましたが、なんとなく嬉しく感じてしまいます。

 さて、保育所の児童数は、年齢と園舎床面積・職員数だけでなく、前年度の児童数なども含めて人数が決まってくるので、昨年度満員で入園を何名もお断りする事態になりました。 津久見のように小さな地域では、どうしてもクラスの園児数が偏ってしまい難しいところです。
 なので、向洋はいっぱいで入園出来ないという間違った情報が広がっているようですが、年度が変われば児童の年齢も上がり職員数などの条件も変わりますので、そんな話を耳にしたら、直接園に問い合わせるようにお伝え下さい。 今年度、0歳児が少なくて少し心配しています。

高齢者のコロナ予防接種が進んで、私の母も二回目の接種を受けました。 ワクチンが皆に行き渡るまでもう少し辛抱ですね。