令和三年度が始まりました。
先日の卒園式で、とても凜々しい姿で子ども達は巣立っていきました。
卒園証書を渡しながら園児の後ろに立っているお母さんも数名卒園生がいて、卒園の時に証書を渡したなぁと思い、20年近く向洋を利用してくれていた家庭もあって、感慨深いものがありました。これからも長く地域の人達から支持される向洋保育園であるように心がけようと強く感じた卒園式でした。 卒園した子ども達が、小学校という生活の場で一層伸び伸びと学生生活をスタートさせることを願っています。
昨年度、全世界にコロナウイルスが影響を与えました。 今年度、ワクチン接種が進んで少しずつその影響も薄まっていくことを期待していますが、一年延期されたオリンピックもまだ大きな問題を抱えていますし、コロナ前の生活を取り戻すには数年はかかるでしょう。
向洋も昨年に引き続き感染対策のため、行事内容の変更を行います。 新年度がスタートしてすぐ実施していた親子レクレーションは今年度も中止します。 そして、年度前半、参観時の給食試食は中止しますが、感染状況を見て後半の試食が出来れば良いなと思っています。
向洋祭りやプリン会は、まだ未定ですが出来るだけ実施できれば良いなと… 大きな行事は、その都度都度コロナの感染状況を勘案して判断していきたいと考えていますが、基本的には感染防止対策を行いながら出来るだけ通常の流れを維持したいと思っていますのでご協力お願いいたします。
コロナに振り回された昨年度でしたが。(現在進行形ですね) きく組はプログラミング教室という新しい活動に取り組みました。 スマホやゲームに幼い頃から触れて、電子テクノロジーに子ども達は強い! と思ってしまいますが、ゲームを楽しむのとゲームを作るのでは大きな違いがあります。 IT分野の人材育成で日本は諸外国に後れを取っている様で残念ですが、プログラミング講座では自分で描いた絵を動かす事によってゲームを楽しむ感覚で自主的なひらめきを促進させようという試みです。 子ども達はこの時間をとても楽しみにしていました。
今の若者は車に興味を持つ人が減って、携帯ゲームや動画鑑賞など、受け身の趣味が増えているよう。 私の少年青年時代は、プラモデルを作り、ラジオを組み立てたり車をいじったりしていました。 技術的な興味を多くの友人が追求していた気がしますが、そんな人達が日本の技術開拓の牽引車だったのだと思います。
これからの時代を背負う子ども達には様々な分野で努力して新しい挑戦を行って欲しいと願っています。 技術の盗用やパクリで急成長しても本来の成果ではないと思うのです。
今年度も向洋では、様々な製作や取り組みによって、子ども達に楽しみや興味を持ってもらい、何事にも前向きに取り組む基礎が作れる事を期待しています。
今年度、どうぞよろしくお願いいたします。
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