園長の部屋
令和 3年2月
 

 


「よいしょ!よいしょ!」 暖かな昼下がり、子ども達の元気な声が園庭に響き渡りました。コロナ禍で、いろいろな行事が
 延期・中止になる中、遅ればせながら お餅つきを行いました。つきたてのお餅、とっても美味しかったね!

   

    

 今年は寒暖の差が大きいなぁと感じます。 昨年は暖冬で九重森林公園の雪が無く、雪遊びは中止でしたが、今年は大丈夫かな。

 雪があれば万全の感染対策を行って出かけたいと考えていましたが、豊後大野 清川のこども園で園児と職員に感染集団が発生し、人ごとでは無いと考える職員も… 
 昨年中止だったので、きく組はどうしても連れて行きたいと思うのです。そこで、食事の場での感染が心配されるので、九重森林公園の食堂は使わずにバスの中で市販のサンドイッチの昼食に変更し、食べこぼしでバス会社に迷惑をかけないように、きく組だけの雪遊びに予定変更しました。 楽しみにしていたすみれ組、来年思いっきり遊ぼうね。

 国内で感染者が確認されてから一年。暖かくなれば収束なんて当初は思っていましたが、またしても緊急事態宣言が発令されました。
 昨年の緊急事態宣言時はコロナ感染初期で、現在と比べると1/10以下の感染者数でしたが、未知の病気に対する警戒感で都市部も地方も出歩く人が激減してました。現在、大分県でも日々10名は感染者がいるのに全く人出が減少しません。

 慣れってとても怖いですね。自分は大丈夫という心理(平常バイアス)が強く作用しているのでしょう。感染しても若者はほぼ無症状というこれまでの経験が、さらに危険を察知できなくしているようで心配です。
 来月から予防接種を始められるようにと国が計画しています。国民の六割から七割が摂取すれば感染拡大は押さえ込めるといわれていますが、低温保存が必要なワクチンを多くの人に摂取するには準備がとても大変でしょう。 でも少しでも早く多くの方が摂取して日常の生活が取り戻せることを願っています。

 コロナウイルス発生源の中国では、厳しい外出制限や隔離で感染を押さえ込み経済も回復… と報道されています。
 感染を押さえ込んでいるというその報道自体がとても怪しいのですが、人権を無視した対策をとれる中国ならではですね。
中国のワクチン開発は武漢で感染確認される半年も前から始まっていたというアメリカの報道も。実は武漢の市場で発生する前に中国のウイルス研究所内で発生していたが隠していたという報道です。 常に本当のことを公表しないからいろんな憶測が広がります。
 残念ながら強権を発動できる国が感染症には強いのでしょう。 プーチンさんも「二週間自宅にいるか二年間収容所に行くか自分で決めろ」って言ったとか。すごいですね。

 人権を尊重する日本は、そんな強権を発動できません。 今の対策では生温くいつまでたっても効果が現れないと考える人がとても多いのですが、そう思わない人も。
 アメリカ バイデン新大統領が就任挨拶の中で、民主主義で一番困難な団結する心が必要だと言っていましたが、まさにその通り。 自由気ままに誰しも生活したいのですが、気ままな生活は地域社会や国があって実現するものですね。 

 子ども達に、自由と義務と責任のバランスがとれた生活が送れる社会を、私たち大人が残していく責任をコロナ感染で強く感じています。