六月は思ったほど雨が降らず空梅雨。 関東などでは連日結構雨が降っていた気がしますが、大分は梅雨入り宣言が遅れ、またまとまって大雨が降るのではと心配しています。
今月は七人の入園があり、ありがたく感じていますが、年齢に偏りがあって2歳と3歳のクラスは満員になってしまいました。
平成の初めの頃は専業主婦家庭が多く、さらに3歳までは家庭で保育をしたいという考えが主流で、幼稚園園児はとても多く保育園は厳しい時代でした。
園全体で40人弱の子ども。 街を歩く親子連れの後を追いかけて入園しませんか… と言いたくなる気分でした。 そんな記憶もあって、入園したい人を満員ですと断ることはとても心苦しく感じてます。
さて、定期的にニュースになってしまう児童虐待。
報道される度にとても暗い気持ちになってしまいます。 確かに全ての面倒を見なければならない乳幼児期は大変でしたが、それが人生のなかでとても幸せな時期だったと、今振り返って思います。
それぞれの家庭、それぞれの人生ですから、子育てが生活の重荷になっている人も沢山いるでしょう。 日々の鬱憤を子どもに向けて発散させてしまうことも。 子どもは、その家庭の所有物では無くて地域と国の宝です。 甘やかし過ぎも罪ですし放任や虐待は重罪ですよね。
法務省は虐待が多発していることを受けて、親が子どもを戒めることを認める民法の「懲戒権」の見直しを諮問しました。 しつけ だからと体罰を正当化できないようにするためです。 「家庭内」という社会と隔離された空間で体罰を与えているとエスカレートし、重大事件に発展する危険性がありますよね。
とても可愛い我が子でも、自分が煮詰まってしまってはストレスの元なのかも。 一人で悩んでいても何も解決しません。 悩みの元ばかり考えずに、いろんな人と雑談し関わりを持つことでストレスも軽減されるのではと思っています。
保育園や幼稚園でも希に虐待というニュースが報道されます。 ほぼ中国や韓国でのニュースですが、内部告発や記録ビデオで表沙汰になるケースが多いようです。 家庭内と同じで、他の人の目が無いとチェック機能が働かずに行動がエスカレートしますので、誰がいつ来ても保育内容を見ることが出来る仕組みが大切です。
向洋では、各クラスに設置しているカメラや、日々の出来事をお伝えする連絡帳・スライドショーなどこれからも保育内容を保護者の皆さんに解りよく伝える工夫を続けていきたいと思っています。
また、子どもの身体にアザがあったり、何日も服を着替えていない園児がいた場合は児童福祉に関わる者として通報の義務をきっちり果たしていこうと考えています。
さぁ七月。 夏本番ですね。園庭に大きなプールも登場しました。 水遊びする子ども達の姿って良いですねぇ。津久見港祭り・花火に向洋祭り。夏ならではの楽しみを子ども達と共に楽しみたいと思います。
先日シャボン玉遊びに喜ぶ子ども達の姿は絵になるなぁ、おじさんになるとシャボン玉は似合わないとつぶやいたところ、「おじさんがシャボン玉で遊んでるとおかしい人に見える」って言われてしまいました。
まぁ事実ですけど、いつまでも子どもの心を持っていたいと思っています。 夜のイカ釣りなど、おじさんも夏が大好きなのです。
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