新しい年度がスタートしました。
平成31年度ですが、五月には新元号に変わりますので何となく落ち着きの無い微妙な気分を感じています。
先月、向洋保育園70回目の卒園式を行いました。まだ歩けない頃から通園してきた卒園児も多く、大きくなったなぁと成長を喜ぶと同時に別れは辛いもの。子ども達以上に保護者の皆さんとは、10年以上お付き合いの方もいて更に寂しさを感じました。
当日は素晴らしい卒園式で、夕方からの懇親会も感動しました。
小学校卒業式も行われましたが、式終了後に多くの子ども達と保護者が保育園を訪問してくれて私も職員もとても嬉しかったです。園では在園時の写真や卒園アルバム等を用意し、私も職員も楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
やはり、先生方が長く勤務してくれている事が、卒園生達の愛着に繋がっているのだと思います。これからも、在園児はもちろん卒園生にも、安心感を与える向洋で有りたいと願っています。
津久見市では、待機児童がほぼいないため、四月に一斉に入園するのではなく、育児休業からの職場復帰や、働き始めたからと言う理由での入園ですから、向洋では卒園式は有りますが入園式を行った記録が有りません。
しかし、今年の四月は例年になく入園児が15名と多く驚いています。 やはり、10月以降の保育料無償化と一号認定の園外からの受け入れ拡大の影響かもしれません。
津久見市は小さな市なので、財政状況が厳しく、保育料が県下で一番高い状況が続いていました。
10月から実施される保育料無償化によって、全国で三歳児以上は無料となり、津久見市での子育てが少しは楽になりそうです。
しかし、他市では保育所経費の国庫負担割合が増え、市の財政が楽になった分を三歳未満の保育料軽減・給食費の無償化の財源としている市町村が多いのです。 津久見市も、子育て世代を応援する施策をもっと行って欲しいと思っています。市会議員選挙も近々行われますので、皆さんが支持する議員候補へ働きかけをと思います。
さて、ちょっと古い話題ですが、全国学力試験の記事を読みました。昨年の10月に発表された小学校六年生と中学三年生の国語・算数(数学)・理科の大分県は、小中共に九州ではトップクラス。小学校六年では全ての科目で全国平均を上回って好成績ですが、中学数学の応用問題は平均を下回ってました。
津久見市は小学校の算数・理科は全国平均を上回りましたが、国語と中学全科目で全国を下回っています。やはり国語力が低いとまずく、いろんな本を読む事が学力向上に役立つ様です。
全国では毎回、秋田・福井・石川がトップで、沖縄が最下位の順位。 裕福な家庭は塾など教育にかけるお金が多いので成績が上がるのでしょうが、トップ三県の所得順位は低くお金だけの問題ではないようで、トップの秋田県は塾に通う子どもが全国最下位で驚きです。
沖縄の小学校は読書冊数を記録し多くの本を読ませてますが、本の冊数を気にするあまり、字数が少なく内容の薄い本を読む傾向にあります。数を競うのではなく、子ども達が自ら手にとって面白いと感じる本を読む習慣が必要ですね。
向洋保育園の子ども達も、沢山本を読んで想像力豊かな大人になって欲しいと願っています。
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