園長の部屋
平成31年1


平成もあと数ヶ月。 新しい年も新しい年号になってもどうぞよろしくお願いいたします。 
     お楽しみ会いかがでしたか。 きく組のキリッと決まった袴姿! 凜々しい男の子に成長しましたね。

    

 新年おめでとうございます。
 平成最後のお正月をそれぞれの家族スタイルで楽しまれている事と思います。

 先月は師走と言うだけあって保育園も行事が盛りだくさんで忙しい一ヶ月でした。
 お楽しみ会・お餅つきにクリスマス会などの保育行事に加えて、一月八日に行われる保育所監査の書類制作と記録の整理で年末年始のお休みもゆったりした気持ちになれませんでした。 もう何年もこの時期ですので来年度は秋か夏に実施してもらえればと思います。

 昭和時代のお正月は、初売りが三日、お店はどこもお休みで暇だなぁと感じていましたが、今思うとその何もしない三日間はとてもお正月らしかったと思い出されます。
 便利さとお正月商戦で、暮れも年明けも同じ雰囲気になってしまいちょっと残念です。 お正月といえばテレビですが、近頃は新聞やテレビ離れと言われています。 ネット環境が進歩し視聴者は見たいものを見る時代なのですね。

 そんな中でも、M-1は好きな番組です。自分の面白さと波長の違うコンビも中には居ますが、それはそれ、出演する芸人も真剣勝負で見応えのある番組です。
 でも今回、落選した芸人が酔って審査員へ悪態をついたことが問題に…。 悔しくて愚痴を言うのは理解できますが、それをネットに投稿した行為は自己管理能力が無いですね。

 不特定多数の人が見ることが出来、しかも記録が永遠に残るネット世界は使い方を誤ると大問題になります。 持っているスマートフォンの裏には大勢の耳と目があることを忘れないように。
 陰口を言う人は嫌われる。と言われますが、いつの間にか悪口は相手に伝わってしまいます。 批判や意見は当事者の前で言うべきですね。

 さて、向洋では大きな行事も粗方終わって進級・就学に向けての取り組みが始まります。
 小学校と保育所の連携を強化すべきとの声がありますが、子ども達の様子や情報を教育委員会から先生が聞き取りに来てくれました。
 小学校へ就学するとそれまでの生活が大きく変わりますから、個々の子ども達の情報を小学校が知っておくことはとても大切だと思います。 園児の個人記録「保育要録」を提出しても学校側が目を通していなかった事もあり、学校は担当者が変わってもしっかりと保育園での情報を把握してもらいたいと願っています。

 もうすぐ終わる平成。 平成生まれの職員や保護者も増えました。 
 この30年、津久見は随分人口が減って寂しくなりました。 人口減少社会となって消滅する可能性のある市町村が全国的に増加しているようです。
 少子が大きな問題ですが、大都市人口集中も大きな問題です。 ネット環境の発達を利用し、地方でも仕事できる環境が必要です。
 平成では離婚数や児童虐待数も大きく増加しました。 弱い立場の子どもを国の財産として社会全体で養育する環境が求められていると思うのです。

 その、子どもを守る組織。 児童相談所が東京青山に建設されることに地域住民が大反発というニュースを見ました。
 そんな施設があると青山の価値が下がる… 金持ちの子と児相の子が同じ小学校ではギャップがあるから… 自分で稼いで青山に住んで欲しい等々。
 その中で、「成長した我が子にこんな理由で反対したと恥ずかしくて言えない」というまともな意見も。 土地の価値やステイタスを守ろうとする発言が当該子の心を虐待していると思うのです。

 この一年もどうぞよろしく。