先月の向洋保育園70年式典では多くの方に参加して戴き有り難うございました。 園70年の誕生日を皆さんと共に祝うことが出来、とても嬉しかったです。
保育を取り巻く環境は年々変化しています、来年度保育料の無償化という報道がなされています。
まだ計画段階でどのような形で実施されるのか不明ですが、3歳から5歳まで無償化と言われてます。 所得制限があるのか? 1号認定の場合とそのオプションは? 認可外無認可の施設は? 決まっていないことが多くて、対応に苦慮しているところで、場合によっては1号認定のオプション料金変更も園として考えねばならないと思っています。
保育施設の不足している都市部では、隣の人は無料で預かってもらっているのに、我が子は預け先もない! という状態が発生する可能性が高く、無認可や認可外も含めて無償にしなければならないと思いますが、保育士数、部屋面積、食事内容等々が基準を下回って認可できない施設に、公的補助を行う問題も発生しますので、これからの推移を注意深く見守っているところです。
向洋保育園では、一昨年から保護者が働いて無くても預かることが出来る(1号認定受け入れ)子ども園として機能変更しましたが、今年度、津久見市内の幼稚園・保育園は全て子ども園に移行し、子どもが少なくて運営状態が悪かった園も、公的補助を受けて運営が安定して来たように感じられます。
津久見市の出生児数は低く、転出者数は多くて市全体の児童数は相変わらず大きく減少傾向ですから、人口規模に比べて保育施設の多い津久見市での児童施設の運営は厳しい状態ですが、地域の子ども達と利用される保護者の皆さんに対し、向洋はこれから次の80年そして100年が迎えられるように、一層皆さんに支持される園として努力を続けていく心構えです。今後ともご支援をお願いいたします。
さて、園庭にプールも設置されて夏到来。昨年の水害で水道水が使えず、海辺保育園から水を分けてもらった経験から、井戸を掘ってプールに使うことにしました。
もちろん毎月の水質検査も行い、再び上水道が使えない事態が発生した場合に、園の給食だけで無く地域の皆さんに水を利用してもらう事も目的の一つです。
水害時に水を確保出来、給食を提供することが出来た事は、利用されている保護者からとても喜んで戴きました。 直接被害に遭わなくても水道が使えない状態で弁当持参は大きな負担だと思います。 もちろんプールに使う水道代の軽減も理由の一つです。
キラキラした夏は子ども達が一層輝く夏。 冷房を効果的に使用して、熱中症対策をしっかり取りながら、水遊び、港祭り・向洋祭りなど夏ならではの行事を子ども達と共に楽しみたいと思います。
職場体験として中学生が来園します。 向洋の卒園児も多くて成長した姿を見られるのを楽しみにしています。
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