小型船舶免許取得からボート購入まで
免許制度改革
これまで、津久見湾の港内施設(桟橋や船溜まり)で釣りを楽しんでいた。 セメント生産に欠かせない回転釜の冷却に海水を利用し、熱交換で温度の上がった海水を排出しているので、魚が活性化する水温上昇と、大量の海水循環によって外洋に面した離島に似た環境が津久見港内に存在しているため、桟橋から石鯛を良く釣っていた。
遊漁船に乗り合わせて船釣りも楽しんでいた。 時折友人の会社所有の船に乗せてもらって釣りに出ることもあった。 その船(大海)はYAMAHAの27フィートで、ドライブ艇だったが故障し、シャフト艇に改造されている船だ。
そして、いつも一緒に釣りに行っていた大分市さくら保育園の寺井先生が小型船舶免許を取得したため、大海を月に数回ほど借りて釣りを楽しんでいた。
2003年6月のある日、JH6JSRから船の免許制度が変わるので小型船舶免許を取りに行かないかと誘われて、受験することに。 全くの素人なので、西大分マリーナに手数料を支払って操船実技や筆記試験のトレーニングを受けたが、すでに小型船舶免許制度は改革されており、ジェットスキーに乗るには別に試験を受けることが必要になっていた。 ジェットスキーに乗ることも無いだろうし、折角申し込んだのでJH6JSRと何回か西大分マリーナに出向いて、基本的なことを教えてもらった。
筆記と実技を受験し見事二人とも合格! 自分たちの船を持とうということになった。
ボート購入
どんな船が我々の目的に合っているのかなど考えもせず、いろいろ探していると、日出に売りに出している船があるというので見に行くと、元ごまがらクラブ員の船で驚いた。
結局、大分空港近くにある武蔵マリーナに保管されているFC-23HTを2003年9月に購入した。
価格は100万円二人で折半して購入。
夜間航海灯 ウインチ アンカーローラー リモコンサーチライト デッキライト ヤマハ製漁探が付いていた。2003年9月21日撮影 FC-23HT
さて、はじめに悩んだのは…なんと言っても係留場所。 田舎の津久見にはマリーナがありませんし、漁港は漁船登録の船でないと駄目…
他の人が係留している場所に空きがあったのでそこに留めていると、移動させてくれと港湾会社から置き手紙をもらってしまった。 すぐ側の船溜まりにも空きがあったので、留めて隣船に連絡先を置き手紙をしていると連絡があった。「大きな船に買い換えるので」と隣に留めないでくれというので、しかたなく車で15分ほど離れた伊崎JR6HVE高野家の早吸丸に横付けさせてもらった。 一ヶ月後に、千怒広浦に係留場所が決まり引っ越しした。 そこは周りの方々がとても親切で助かった。
漁船タイプではない船だったので、伊崎でもあれこれ言う人がいたようで、高野家には迷惑をかけてしまった。 数ヶ月後、大きな船に変えるからと 言った船主は船溜まりのもっと便利良い場所が空いたらそこに移動していた。 それに、現在まで船は大きくなっていないし… 。
船溜まりの利用規約とかはなく、もちろん料金も無し。 隣の人が「良いよ」って言わないと駄目なので新参者には狭き門です。